
take a breather
第25章 P・A・R・A・D・O・X
「はい、あがって?」
「お邪魔します…」
コンビニから歩いて3分程の所にある先生のアパート
玄関を上りリビングへと通される
ドアを開けると部屋の中に微かに香る匂い
「絵の具?」
「あ、まだ匂う?
家出る前に、一度換気したんだけど」
エアコンを掛けた状態で迎えに来てくれたんだろう
部屋の中は快適な温度だ
「ほんの少しですけどね
絵、描いてたんですか?」
「うん。
あ、そこに座って休んでて?
すぐに飲み物入れてくるから」
「はい、すみません」
描いていた絵の事をもっと詳しく聞きたかったけど
暑さで喉がカラカラになってたから、まずは喉を潤してからにしよう
「スポーツドリンクがあれば良かったんだけど、麦茶でごめんな?」
テーブルの上に置かれた氷入りの麦茶
冷たくて美味しそう
「脱水症状まではいってないんで麦茶で十分ですよ?
いただきます」
脱水は起こしてなくても、かなり喉と体は水を欲していたようだ
グラスに入っていた麦茶を一気飲みしてしまった
「はぁ…生き返った…」
「よかった…顔色もだいぶ元に戻ってきたね」
ホッと息を吐いた大野先生が、俺の顔をジッと見る
「ご心配をおかけしました…」
ヤバイ…大野先生に顔色を観察されてると
さっき頬に触れられた事を思い出し、また顔が熱くなってきた…
「もう少し水分取った方がいいね
何か違うもの入れてくるから待ってて」
大野先生が立ち上がりキッチンへと入っていく
少し熱くなった頬を空になったグラスで急いで冷やした
「冷た…」
「お邪魔します…」
コンビニから歩いて3分程の所にある先生のアパート
玄関を上りリビングへと通される
ドアを開けると部屋の中に微かに香る匂い
「絵の具?」
「あ、まだ匂う?
家出る前に、一度換気したんだけど」
エアコンを掛けた状態で迎えに来てくれたんだろう
部屋の中は快適な温度だ
「ほんの少しですけどね
絵、描いてたんですか?」
「うん。
あ、そこに座って休んでて?
すぐに飲み物入れてくるから」
「はい、すみません」
描いていた絵の事をもっと詳しく聞きたかったけど
暑さで喉がカラカラになってたから、まずは喉を潤してからにしよう
「スポーツドリンクがあれば良かったんだけど、麦茶でごめんな?」
テーブルの上に置かれた氷入りの麦茶
冷たくて美味しそう
「脱水症状まではいってないんで麦茶で十分ですよ?
いただきます」
脱水は起こしてなくても、かなり喉と体は水を欲していたようだ
グラスに入っていた麦茶を一気飲みしてしまった
「はぁ…生き返った…」
「よかった…顔色もだいぶ元に戻ってきたね」
ホッと息を吐いた大野先生が、俺の顔をジッと見る
「ご心配をおかけしました…」
ヤバイ…大野先生に顔色を観察されてると
さっき頬に触れられた事を思い出し、また顔が熱くなってきた…
「もう少し水分取った方がいいね
何か違うもの入れてくるから待ってて」
大野先生が立ち上がりキッチンへと入っていく
少し熱くなった頬を空になったグラスで急いで冷やした
「冷た…」
