
take a breather
第25章 P・A・R・A・D・O・X
予想通り、浅い眠りとなった夜…
それでも朝はバッチリ目が覚めた
先生との待ち合わせの時間は10時
先生の住むアパート近くのコンビニに先生が迎えに来てくれる
ソワソワして早めに家を出てしまった
早く着いた所で、先生と早く会える訳でもないんだけど…
結局、待ち合わせ時間よりも15分以上早く着き
先生が来た事をすぐに確認出来るようにと、店の前で待った
それにしてもあっついなぁ…
残暑なのに、昼間はまだまだ焼けるような暑さが続いてる
「櫻井くんっ」
少しボーッとしてきた時に聴こえてきた大野先生の声
ハッと意識を取り戻し、声のした方を見る
「ごめんっ、待たせた」
大野先生が慌てたように駆け寄って来た
「先生、待ち合わせに遅れてないですよ?」
店内の時計はちょうど10時を指している
遅刻はしていないんだから、謝る必要はない
「でも待っただろ?顔が真っ赤だ」
眉毛を下げ、心配そうな表情を浮かべる大野先生
先生の手が不意に俺の頬に伸び、手のひらで包むように触れる
「っ!」
「ほら熱い…店内で待つか、連絡くれれば良かったのに
大丈夫?頭、痛かったりしない?」
「ダ、ダイジョブ、です…」
動揺のあまり、カタコトみたいな喋りになってしまった…
「早く家に行こう
冷たい飲み物用意するから」
「は、い…ありがとう、ございます…」
ドキドキと、いつもより早いビートを刻む鼓動
今日の俺の心臓は、大忙しの一日となる事だろう…
それでも朝はバッチリ目が覚めた
先生との待ち合わせの時間は10時
先生の住むアパート近くのコンビニに先生が迎えに来てくれる
ソワソワして早めに家を出てしまった
早く着いた所で、先生と早く会える訳でもないんだけど…
結局、待ち合わせ時間よりも15分以上早く着き
先生が来た事をすぐに確認出来るようにと、店の前で待った
それにしてもあっついなぁ…
残暑なのに、昼間はまだまだ焼けるような暑さが続いてる
「櫻井くんっ」
少しボーッとしてきた時に聴こえてきた大野先生の声
ハッと意識を取り戻し、声のした方を見る
「ごめんっ、待たせた」
大野先生が慌てたように駆け寄って来た
「先生、待ち合わせに遅れてないですよ?」
店内の時計はちょうど10時を指している
遅刻はしていないんだから、謝る必要はない
「でも待っただろ?顔が真っ赤だ」
眉毛を下げ、心配そうな表情を浮かべる大野先生
先生の手が不意に俺の頬に伸び、手のひらで包むように触れる
「っ!」
「ほら熱い…店内で待つか、連絡くれれば良かったのに
大丈夫?頭、痛かったりしない?」
「ダ、ダイジョブ、です…」
動揺のあまり、カタコトみたいな喋りになってしまった…
「早く家に行こう
冷たい飲み物用意するから」
「は、い…ありがとう、ございます…」
ドキドキと、いつもより早いビートを刻む鼓動
今日の俺の心臓は、大忙しの一日となる事だろう…
