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〈翔サイド〉

「はっ…あっ…」

イッた後の余韻はすぐには抜けず
呼吸を整えながら浸っていると、智さんが動いた

抜いちゃうんだ…もう少し、このままでいたいのに

そう寂しく思っていたら、智さんがまた奥に入ってきた

「…ぁ」

重く閉じていた瞼を開き、智さんを見上げる

「あ……さ、と…さん…？」

貼り付くような喉から、声を絞り出す

出て行って欲しくないと思ったけど
いまだ余韻の残る体は敏感で、ちょっとの刺激でも苦しい位に感じる

「あ…やっ…」

突かれる度に過剰に反応する体に
すぐに快感の波は襲って来る

「まっ、まって…だめっ…」

逃げようとしたのに、智さんに捕まり阻止された

「なんで？俺、まだイッてないんだけど
俺の事…キモチよくしてくれないの？」

「いえっ、そんなっ…」

「じゃあいいよね？続けて」

自分だけ2回もイかせて貰って、智さんがイけてなかったなんて、申し訳ない…

でも…

智さんが最奥を刺激する

「やぁっ！だめぇっ…」

刺激が強すぎるっ

これじゃ智さんがイク前に、俺がまたイッちゃう

シーツを握り締め、首を振って快感を逃そうとした

でも、そんなことくらいじゃ逃げられない程の強い衝撃が与えられる

「いやぁっっ…」

「クッ…あっ…」

三度達した俺のナカに、ジワリと熱いモノが注がれた