
take a breather
第23章 証
〈智サイド〉
翔には、まったく困ったもんだ…
そんな事したら、絵莉が益々惚れてまうやろぉ
笑顔で頭ポンポンなんて
巷の女子が『彼氏にやって貰いたい仕草』の上位にランクインしてくるやつだ
そういった事に疎い俺だって知ってるぞ?そんな事…
あー、絵莉の目がキラッキラじゃねぇか…
「どうかしました?」
キッチンへ向かおうとする翔が俺の前で立ち止まった
「ん…いや、ちょっとな…」
キッチンへ消えて行く絵莉の背中を見届ける
「俺が寝ている間に絵莉ちゃんと何かありました?」
翔には伝えておいた方がいいな
これ以上、絵莉が翔にハマったら困る
翔には俺がいるんだ…アイツの想いが叶う事は万に一つもない
絵莉が俺から翔に心変わりした事…
そして、これ以上絵莉をキュンキュンさせないようにと、翔に注意をした
が…首を傾げ、不安そうに俺を見る
俺の言っている事がちゃんと理解出来ていないようだ…
本当にこいつはタチが悪い…
無意識の行動で、人を惹きつけてしまう人間なんだと再確認した
そこも含め、もう一度話をすると今度は頬を紅く染める
なんだ?今の話で、翔が恥ずかしくなるような内容があったか?
それにしても…紅くなった頬を両手で隠そうとするなんて
漫画やアニメに出てくる女の子のする仕草だろ…
そんな事されたら
今すぐ抱きしめて、キスしたくなるじゃんか…
あ、そういえば…
「目覚めのキス、まだだったな」
軽く触れるキスをして、翔から離れた
「え?え?」
益々顔を紅く染め、慌てふためく翔に満足してキッチンへ向かった
俺の言った事を正しく理解したのか
その後、翔は絵莉と話はするものの、過度なスキンシップは取らなくなった
カレーの味や、サラダの出来栄えを聞かれても
『美味しいよ』や『綺麗に盛り付け出来たね』なんて、ありきたりな褒め言葉しか発しなくなった
それでも絵莉は喜んでいたけどな
翔には、まったく困ったもんだ…
そんな事したら、絵莉が益々惚れてまうやろぉ
笑顔で頭ポンポンなんて
巷の女子が『彼氏にやって貰いたい仕草』の上位にランクインしてくるやつだ
そういった事に疎い俺だって知ってるぞ?そんな事…
あー、絵莉の目がキラッキラじゃねぇか…
「どうかしました?」
キッチンへ向かおうとする翔が俺の前で立ち止まった
「ん…いや、ちょっとな…」
キッチンへ消えて行く絵莉の背中を見届ける
「俺が寝ている間に絵莉ちゃんと何かありました?」
翔には伝えておいた方がいいな
これ以上、絵莉が翔にハマったら困る
翔には俺がいるんだ…アイツの想いが叶う事は万に一つもない
絵莉が俺から翔に心変わりした事…
そして、これ以上絵莉をキュンキュンさせないようにと、翔に注意をした
が…首を傾げ、不安そうに俺を見る
俺の言っている事がちゃんと理解出来ていないようだ…
本当にこいつはタチが悪い…
無意識の行動で、人を惹きつけてしまう人間なんだと再確認した
そこも含め、もう一度話をすると今度は頬を紅く染める
なんだ?今の話で、翔が恥ずかしくなるような内容があったか?
それにしても…紅くなった頬を両手で隠そうとするなんて
漫画やアニメに出てくる女の子のする仕草だろ…
そんな事されたら
今すぐ抱きしめて、キスしたくなるじゃんか…
あ、そういえば…
「目覚めのキス、まだだったな」
軽く触れるキスをして、翔から離れた
「え?え?」
益々顔を紅く染め、慌てふためく翔に満足してキッチンへ向かった
俺の言った事を正しく理解したのか
その後、翔は絵莉と話はするものの、過度なスキンシップは取らなくなった
カレーの味や、サラダの出来栄えを聞かれても
『美味しいよ』や『綺麗に盛り付け出来たね』なんて、ありきたりな褒め言葉しか発しなくなった
それでも絵莉は喜んでいたけどな
