
take a breather
第23章 証
「絵莉、落ち着いて考えろ?
違うヤツが現れるとは言ったが
翔じゃ、俺とそんなに歳が変わらない
絵莉が20歳になった時には、翔は40歳近いおじさんだ」
「愛があれば年の差なんて、って言うじゃない」
「そんなの、ほん一部の人間だよ」
「わたしも、その『ほんの一部』かも知れないでしょ?
それに今時の40歳はそんなにおじさんじゃないわよ?」
「40歳はそうだとしても
絵莉が30歳の時には50歳だぞ?
立派なおじさんだ」
「だとしても、翔くんなら素敵なおじ様になってるわよ」
それに関しては、俺も同意見だけど…
絵莉のやつ、ああ言えばこう言う…
ねぇちゃんのDNAを見事に引き継いだな
人の好みは俺のDNAを引き継いだ?
まさか、姪っ子が恋のライバルになるとはなぁ…
無理にでも諦めさせるべきか
それとも、会わなきゃ自然に忘れるか?
どっちがいいんだ…悩む…
「あれ?絵莉?」
俺が悩んでる間に、キッチンから出て行った絵莉
急いで後を追うと、絵莉は翔の前に座り、寝ている翔の顔を覗き込んでいた
ふたりの顔の距離がどんどん近付いていってる?
「おいっ!絵莉!」
慌てて声を掛けた
「あ〜もぉ、邪魔しないでよ」
膨れっ面で俺を見る
「邪魔って、お前っ、何しようとしてんだよ⁈」
「目覚めのキスに決まってるじゃない」
「目覚めのキス⁈そんなの絵本の世界の話だろ!」
「そんな事ないわよ。ママはいつもパパにしてるもん」
確かに俺も毎朝してるけど
ねぇちゃん、子供に何見せてんだよ…
「ん……あれ?俺、寝ちゃってた?」
絵莉に唇を狙われてたなんて知る由もない翔が目を覚ました
違うヤツが現れるとは言ったが
翔じゃ、俺とそんなに歳が変わらない
絵莉が20歳になった時には、翔は40歳近いおじさんだ」
「愛があれば年の差なんて、って言うじゃない」
「そんなの、ほん一部の人間だよ」
「わたしも、その『ほんの一部』かも知れないでしょ?
それに今時の40歳はそんなにおじさんじゃないわよ?」
「40歳はそうだとしても
絵莉が30歳の時には50歳だぞ?
立派なおじさんだ」
「だとしても、翔くんなら素敵なおじ様になってるわよ」
それに関しては、俺も同意見だけど…
絵莉のやつ、ああ言えばこう言う…
ねぇちゃんのDNAを見事に引き継いだな
人の好みは俺のDNAを引き継いだ?
まさか、姪っ子が恋のライバルになるとはなぁ…
無理にでも諦めさせるべきか
それとも、会わなきゃ自然に忘れるか?
どっちがいいんだ…悩む…
「あれ?絵莉?」
俺が悩んでる間に、キッチンから出て行った絵莉
急いで後を追うと、絵莉は翔の前に座り、寝ている翔の顔を覗き込んでいた
ふたりの顔の距離がどんどん近付いていってる?
「おいっ!絵莉!」
慌てて声を掛けた
「あ〜もぉ、邪魔しないでよ」
膨れっ面で俺を見る
「邪魔って、お前っ、何しようとしてんだよ⁈」
「目覚めのキスに決まってるじゃない」
「目覚めのキス⁈そんなの絵本の世界の話だろ!」
「そんな事ないわよ。ママはいつもパパにしてるもん」
確かに俺も毎朝してるけど
ねぇちゃん、子供に何見せてんだよ…
「ん……あれ?俺、寝ちゃってた?」
絵莉に唇を狙われてたなんて知る由もない翔が目を覚ました
