
take a breather
第23章 証
会計をする時、ニノに苦笑いされながら釣り銭を渡された
「罪作りな男だねぇ…可哀想に
後で優しくしてやりなよ?」
ニノは完全に翔の味方だもんな…そう言われて当然だろう
「わかってるよ」
「あ、ちゃんとわかってるんだ
それならいいんだけど
大野さん、偶に鈍い所あるから心配しちゃったよ」
鈍い…か
出来るだけ気を付けて翔の様子は見てるけど
全てをわかってやれてる訳じゃない
てか、ニノが鋭すぎんだろ…
お前の鋭さ、ちょっと怖いくらいだぞ
でも心配して貰える事は有り難い
「サンキューな、ごちそうさん」
「まいどっ」
礼を言って店を出た
「さてと…この後どうすっかなぁ」
ゆっくり目のランチタイムを過ごしたが、それでもまだ3時前
ウチに帰ってもやる事ないし…
「絵莉、他に行きたい所あるか?」
「楽器屋さん」
「楽器屋?なんで?」
「わたしね、ピアノを習うの
でもママが忙しくて、なかなか楽器屋さんに行けなくて」
「まさか、俺にピアノを買ってくれとか言わないよな?」
ピアノの相場なんて知らねぇけど、高いイメージはある
「やぁねぇ、そんな事言わないわよ
ピアノはパパが買ってくれるって言ってたから大丈夫…
でも早く本物を見てみたいの」
「そうか。よしっ!じゃあ連れてってやる」
って、言ったはいいが、俺、楽器屋なんて行った事ないや…
この辺だと、どこにあるんだ?
近くの店を調べようとスマホを取り出す
「智さん、この辺だと、あそこのショッピングモールに店舗が入ってますよ?」
翔が駅前の建物を指差した
「へぇ、知らなかった…
翔はなんで知ってるの?」
「俺、大学の時、軽音サークルですよ?
楽器関係はあちこち見て周りましたから」
「あっ、そうだったな
それに子供の頃にピアノ習ってたって…」
「ええ。ピアノも弾けます」
すっげぇ近くにいたな、頼りになる奴
「罪作りな男だねぇ…可哀想に
後で優しくしてやりなよ?」
ニノは完全に翔の味方だもんな…そう言われて当然だろう
「わかってるよ」
「あ、ちゃんとわかってるんだ
それならいいんだけど
大野さん、偶に鈍い所あるから心配しちゃったよ」
鈍い…か
出来るだけ気を付けて翔の様子は見てるけど
全てをわかってやれてる訳じゃない
てか、ニノが鋭すぎんだろ…
お前の鋭さ、ちょっと怖いくらいだぞ
でも心配して貰える事は有り難い
「サンキューな、ごちそうさん」
「まいどっ」
礼を言って店を出た
「さてと…この後どうすっかなぁ」
ゆっくり目のランチタイムを過ごしたが、それでもまだ3時前
ウチに帰ってもやる事ないし…
「絵莉、他に行きたい所あるか?」
「楽器屋さん」
「楽器屋?なんで?」
「わたしね、ピアノを習うの
でもママが忙しくて、なかなか楽器屋さんに行けなくて」
「まさか、俺にピアノを買ってくれとか言わないよな?」
ピアノの相場なんて知らねぇけど、高いイメージはある
「やぁねぇ、そんな事言わないわよ
ピアノはパパが買ってくれるって言ってたから大丈夫…
でも早く本物を見てみたいの」
「そうか。よしっ!じゃあ連れてってやる」
って、言ったはいいが、俺、楽器屋なんて行った事ないや…
この辺だと、どこにあるんだ?
近くの店を調べようとスマホを取り出す
「智さん、この辺だと、あそこのショッピングモールに店舗が入ってますよ?」
翔が駅前の建物を指差した
「へぇ、知らなかった…
翔はなんで知ってるの?」
「俺、大学の時、軽音サークルですよ?
楽器関係はあちこち見て周りましたから」
「あっ、そうだったな
それに子供の頃にピアノ習ってたって…」
「ええ。ピアノも弾けます」
すっげぇ近くにいたな、頼りになる奴
