
take a breather
第23章 証
〈翔サイド〉
絵莉ちゃんが『智のフィアンセの絵莉です』と挨拶すると、雅紀が驚いた顔で俺を見た
俺の口からは否定出来ない
何とも言えず、笑って誤魔化した
智さんも否定はせず、話を広げる事はしなかった
それで雅紀は、何となく察してくれたみたいだ
俺に向かって、労るような優しい微笑みを浮かべる
それだけで、ちょっと気持ちが落ち着いた
わかってくれる友人がいるってありがたい
「翔は何する?」
智さんに聞かれ、迷いなく即答する
「オムライスっ」
智さんが笑ったけど、何かおかしかった?
『またオムライスかよ』とでも思った?
でも、智さんもオムライス頼んでるし…
しばらくすると、お子さまランチが先に来た
「お待たせしました〜」
「わぁ〜、おいしそう」
お子さまランチを見て、絵莉ちゃんの目が輝いた
『ニノミヤ』では初めて見るな、お子さまランチ
ハンバーグとエビフライ、それにナポリタンとポテトサラダまで付いてる
確かに美味しそう…俺が頼みたいくらいだ
『クスッ』っと笑い声が聞こえ、顔を上げると、智さんと目が合った
「今度ウチでも作るか、お子さまランチ」
「え?」
今度って、今度絵莉ちゃんがウチに来たら、って事?
「翔…キラキラした目でお子さまランチ見てる
だから今度ウチで作ってやるよ」
「あ…」
恥ずかしすぎる…けど嬉しいかも
流石に外では注文出来ないし
「…はい…お願いします…」
「オーダー、承りました」
智さんが楽しそうに答えた
絵莉ちゃんが『智のフィアンセの絵莉です』と挨拶すると、雅紀が驚いた顔で俺を見た
俺の口からは否定出来ない
何とも言えず、笑って誤魔化した
智さんも否定はせず、話を広げる事はしなかった
それで雅紀は、何となく察してくれたみたいだ
俺に向かって、労るような優しい微笑みを浮かべる
それだけで、ちょっと気持ちが落ち着いた
わかってくれる友人がいるってありがたい
「翔は何する?」
智さんに聞かれ、迷いなく即答する
「オムライスっ」
智さんが笑ったけど、何かおかしかった?
『またオムライスかよ』とでも思った?
でも、智さんもオムライス頼んでるし…
しばらくすると、お子さまランチが先に来た
「お待たせしました〜」
「わぁ〜、おいしそう」
お子さまランチを見て、絵莉ちゃんの目が輝いた
『ニノミヤ』では初めて見るな、お子さまランチ
ハンバーグとエビフライ、それにナポリタンとポテトサラダまで付いてる
確かに美味しそう…俺が頼みたいくらいだ
『クスッ』っと笑い声が聞こえ、顔を上げると、智さんと目が合った
「今度ウチでも作るか、お子さまランチ」
「え?」
今度って、今度絵莉ちゃんがウチに来たら、って事?
「翔…キラキラした目でお子さまランチ見てる
だから今度ウチで作ってやるよ」
「あ…」
恥ずかしすぎる…けど嬉しいかも
流石に外では注文出来ないし
「…はい…お願いします…」
「オーダー、承りました」
智さんが楽しそうに答えた
