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「櫻井さんに直接確認するのは難しいなぁ…
もし違ってたら、余計な情報入れる事になるし
ほんと失敗した…これからは気を付けよ」

「なぁなぁ…いつから付き合ってんだ？相葉さんと」

「ん？告白されたのは早かったよ
入部初日に一緒に帰ったじゃん
あの時に好きだって言われて、最初は冗談で流そうとしたんだ
フったらペアとして気まずくなるだろ？
でもずっと言い続けてるから、仕方なくオッケーした」

「昨日の様子だと『仕方なく』って感じじゃなかったけど？」

「だっ、だっていい人なんだもん…優しいし」

ニノの照れてる顔なんて初めて見た
可愛い所あるじゃん

「なんか意外だったな
お前が告白受け入れるなんて…
恋愛に興味なんてないかと思ってた」

「別に興味はなかったよ
ただ、相葉さんといると調子が狂うんだよね
ほら、俺、人から嫌われやすいじゃん？
そんな俺のこと『可愛い』なんて言ってくれる人なんて今までいなかったから…
今までと違う自分っていうの？
我儘言ってるだけのつもりでいるのにさ
それを全部笑顔で受け止めてくれるから、自然と甘えちゃってんだよね」

なんかわかる気がする…

相葉さんって、ただのお天気野郎じゃなくて、器がデカいんだよな

あの器のデカさがあるからこそ、ニノを受け止められるんだろう

「いい人に出会えたな…」

「智と出会った時もそう思ったけどね」

「残念…俺はお前のこと、恋愛対象には見れねぇわ」

ニヤッと笑うと、ニヤッと笑い返された

「気が合うな…それは俺も同じだよ」