
take a breather
第21章 Be with you
「松本先生にも大野が意識取り戻したって報告に行かないとな」
櫻井さんが立ち上がる
「俺が行ってくるんで
櫻井さんは智に付いていてあげてくれませんか?」
「え?あ、うん。じゃあ二宮、よろしく頼むな」
「はい、いってきます」
「俺も一緒に行く〜」
ニノが動き出すと、相葉さんも動き出す
「はいはい」
返事は仕方なし、といった感じなのに
相葉さんが隣に並ぶのをちゃんと待ってるんだよなぁ…
これも飴と鞭なのか?
ふたりが出て行く姿を見送ると、櫻井さんはこちらに向き直った
「もう頭冷やさなくて大丈夫?」
櫻井さんが手にしたタオルを俺に見せる
濡れタオルで冷やしてくれてたのか
「はい、もう大丈夫です」
「そっか…よかった…
あ、でも水分だけはちゃんと摂っておけよ?」
「はい」
ペットボトルに残ってた水を口に入れた
「倒れたのが風呂の中で良かったよ
もし洗い場の方だったらと思うと、今でもゾッとする」
櫻井さんの顔から笑顔が消え、真顔になった
「立ってた人が急に倒れた姿って初めて見たからさ、ちょっと怖かった…
正にバターンって感じ?
あの勢いで堅い床に倒れたら、どこかしら怪我するよな
だからデカい風呂の中で良かったって…」
櫻井さんが優しく微笑み掛けてくれる
わかってる…櫻井さんは優しいから心配してくれてるだけ…
俺が特別な訳じゃない…
「大野?どうかした?」
この人の特別な存在になりたい…
でも今は伝えちゃ駄目なんだよな、俺の気持ち…
「いいえ…なんでもないです」
今までしたことなかったから知らなかったけどさ
結構苦しいもんなんだな…自分の気持ち押し殺すって
櫻井さんが立ち上がる
「俺が行ってくるんで
櫻井さんは智に付いていてあげてくれませんか?」
「え?あ、うん。じゃあ二宮、よろしく頼むな」
「はい、いってきます」
「俺も一緒に行く〜」
ニノが動き出すと、相葉さんも動き出す
「はいはい」
返事は仕方なし、といった感じなのに
相葉さんが隣に並ぶのをちゃんと待ってるんだよなぁ…
これも飴と鞭なのか?
ふたりが出て行く姿を見送ると、櫻井さんはこちらに向き直った
「もう頭冷やさなくて大丈夫?」
櫻井さんが手にしたタオルを俺に見せる
濡れタオルで冷やしてくれてたのか
「はい、もう大丈夫です」
「そっか…よかった…
あ、でも水分だけはちゃんと摂っておけよ?」
「はい」
ペットボトルに残ってた水を口に入れた
「倒れたのが風呂の中で良かったよ
もし洗い場の方だったらと思うと、今でもゾッとする」
櫻井さんの顔から笑顔が消え、真顔になった
「立ってた人が急に倒れた姿って初めて見たからさ、ちょっと怖かった…
正にバターンって感じ?
あの勢いで堅い床に倒れたら、どこかしら怪我するよな
だからデカい風呂の中で良かったって…」
櫻井さんが優しく微笑み掛けてくれる
わかってる…櫻井さんは優しいから心配してくれてるだけ…
俺が特別な訳じゃない…
「大野?どうかした?」
この人の特別な存在になりたい…
でも今は伝えちゃ駄目なんだよな、俺の気持ち…
「いいえ…なんでもないです」
今までしたことなかったから知らなかったけどさ
結構苦しいもんなんだな…自分の気持ち押し殺すって
