
take a breather
第21章 Be with you
どうしちゃったんだろ、俺…
櫻井さんを見ると謎の不整脈が頻繁に起こるようになった
その疑問を解決する出来事が…
校庭での体育の授業が終わり
校舎に戻る時、相葉さんの大きな声が聞こえた
「お〜い!」
校舎を見上げると
教室の窓から思いっきり手を振る相葉さんの姿が…
俺たちが気が付くと嬉しそうにニカッと笑う
「ニノちゃ〜ん!」
「あ〜もぉ、あんな大きな声出して…
呼ばれるこっちが恥ずかしいからやめてくんないかな」
呆れ気味だけど、少し嬉しそうに見えるのは気のせいか?
いつまでも手を振り続ける相葉さんの隣では、櫻井さんがこちらを見て静かに微笑んでいる
俺だけに向けられた笑顔ではないってわかってるけど
その笑顔を見ただけで、また不整脈が起きた
昇降口に向かいながら、心臓の辺りのシャツをギュッと握る
「どうかしたの?智」
「あ、いや…このところ不整脈が…」
「えっ!不整脈⁈何かの病気⁉︎
病院行って調べてもらったの⁈」
普段冷静なニノがまくし立てる
「いや…病院に行くほどじゃないと思うんだけど…」
「だって、この歳で不整脈なんて…
ただでさえ、バドミントンはハードなスポーツなんだから、何かあってからじゃ遅いよ!
早めに病院行きなって!」
本気で心配してくれてることに、ちょっと感動
「あんがと。でも大丈夫だと思う
一瞬ドキっとするだけだから」
「どんな時に起こるの?
部活中とかに起きてるの?」
「まぁ、部活中もなくはないな…
櫻井さんがいるから」
「はっ⁉︎今、なんて言った?」
「え?だから部活中もなくはない、って…」
「じゃなくて!肝心なのはその後だよ!」
さっきまで優しかったニノがちょっと怒ってる?
「櫻井さんがいるから?」
「そう!そっち!
はぁ、なんだよもぉ…心配して損したわぁ」
なんだよそれ…俺だって感動して損したわ
櫻井さんを見ると謎の不整脈が頻繁に起こるようになった
その疑問を解決する出来事が…
校庭での体育の授業が終わり
校舎に戻る時、相葉さんの大きな声が聞こえた
「お〜い!」
校舎を見上げると
教室の窓から思いっきり手を振る相葉さんの姿が…
俺たちが気が付くと嬉しそうにニカッと笑う
「ニノちゃ〜ん!」
「あ〜もぉ、あんな大きな声出して…
呼ばれるこっちが恥ずかしいからやめてくんないかな」
呆れ気味だけど、少し嬉しそうに見えるのは気のせいか?
いつまでも手を振り続ける相葉さんの隣では、櫻井さんがこちらを見て静かに微笑んでいる
俺だけに向けられた笑顔ではないってわかってるけど
その笑顔を見ただけで、また不整脈が起きた
昇降口に向かいながら、心臓の辺りのシャツをギュッと握る
「どうかしたの?智」
「あ、いや…このところ不整脈が…」
「えっ!不整脈⁈何かの病気⁉︎
病院行って調べてもらったの⁈」
普段冷静なニノがまくし立てる
「いや…病院に行くほどじゃないと思うんだけど…」
「だって、この歳で不整脈なんて…
ただでさえ、バドミントンはハードなスポーツなんだから、何かあってからじゃ遅いよ!
早めに病院行きなって!」
本気で心配してくれてることに、ちょっと感動
「あんがと。でも大丈夫だと思う
一瞬ドキっとするだけだから」
「どんな時に起こるの?
部活中とかに起きてるの?」
「まぁ、部活中もなくはないな…
櫻井さんがいるから」
「はっ⁉︎今、なんて言った?」
「え?だから部活中もなくはない、って…」
「じゃなくて!肝心なのはその後だよ!」
さっきまで優しかったニノがちょっと怒ってる?
「櫻井さんがいるから?」
「そう!そっち!
はぁ、なんだよもぉ…心配して損したわぁ」
なんだよそれ…俺だって感動して損したわ
