
take a breather
第21章 Be with you
店から出ても相葉さんはニノの隣に並んで歩く
となると、自然と俺の隣には櫻井さんが…
「雅紀、二宮の隣から離れないな」
ふたりの背中を見てポツリと呟く
やっぱ、寂しい?
そう思って櫻井さんの方をチラッと見ると
その表情はそんなでもなく、むしろ微笑んでる?
「雅紀の奴、お前たちの試合観ながらずっと言ってたからな
『あいつ、超スゲェ』って」
「櫻井さんも一緒に観てたんですか?俺たちの試合」
「うん、観てた…
雅紀に誘われて一緒に行ったんだ
ホント凄かったよ、お前たち
全国で準優勝になったって聞いて、自分たちの事の様に雅紀とふたりで喜んだ」
「え?喜んでくれたんですか?」
なんか意外だな…俺、櫻井さんに嫌われてるのかと思ってた
さっきのお好み焼き屋で、少しは距離が縮まったかと思ったけど
ニノの言うように、嫌われてる訳じゃなかったのか?
「喜んだよ?高校もうちに来るって決まった時
もしかしたら、将来オリンピックに出場もありえるんじゃないか
こんな身近な所からスターが出るんじゃないか、って
ふたりでえらく盛り上がった…
それなのに、入部もしないうちから俺たちとペア組ませるなんて言うから
『松本先生、何考えてんだ⁈』って、腹が立ったんだよな」
櫻井さんが不機嫌に見えたのは
もしかして、俺たちの事を考えてくれてたから?
自分たちが俺たちの未来を潰すと思って?
となると、自然と俺の隣には櫻井さんが…
「雅紀、二宮の隣から離れないな」
ふたりの背中を見てポツリと呟く
やっぱ、寂しい?
そう思って櫻井さんの方をチラッと見ると
その表情はそんなでもなく、むしろ微笑んでる?
「雅紀の奴、お前たちの試合観ながらずっと言ってたからな
『あいつ、超スゲェ』って」
「櫻井さんも一緒に観てたんですか?俺たちの試合」
「うん、観てた…
雅紀に誘われて一緒に行ったんだ
ホント凄かったよ、お前たち
全国で準優勝になったって聞いて、自分たちの事の様に雅紀とふたりで喜んだ」
「え?喜んでくれたんですか?」
なんか意外だな…俺、櫻井さんに嫌われてるのかと思ってた
さっきのお好み焼き屋で、少しは距離が縮まったかと思ったけど
ニノの言うように、嫌われてる訳じゃなかったのか?
「喜んだよ?高校もうちに来るって決まった時
もしかしたら、将来オリンピックに出場もありえるんじゃないか
こんな身近な所からスターが出るんじゃないか、って
ふたりでえらく盛り上がった…
それなのに、入部もしないうちから俺たちとペア組ませるなんて言うから
『松本先生、何考えてんだ⁈』って、腹が立ったんだよな」
櫻井さんが不機嫌に見えたのは
もしかして、俺たちの事を考えてくれてたから?
自分たちが俺たちの未来を潰すと思って?
