
take a breather
第21章 Be with you
「お前たちの気持ちは嬉しいんだけどさ
やっぱり、俺はペア交換には応じられないよ…
雅紀も、憧れの選手とペアなんて言われて舞い上がってるけど
少しの間、二宮とペア組ませたら、諦めさせるから」
やっぱり俺たちの為か…
「相葉さんは諦めさせても、ニノの事は諦めさせられないと思いますけど?」
「二宮が?雅紀にはそんな可能性が本当にあるのか?」
櫻井さんが俺を見ながら確認するから
俺も櫻井さんを見て答える
「ニノの見立てなんで俺にはなんとも…
ただ、ど素人だった俺を見出して育ててくれたのはニノです
そういう意味では、実績はありますよね?」
そう答えると、前のふたりに視線を戻した
「そっか…でも、それじゃ大野が…」
呟くように話す櫻井さん
「俺のことは気にしないでください
俺はニノと違って、上を目指してるとかないんで」
「え?そうなのか?
ならなんでこの高校に来たんだ?」
驚きの顔で俺を見る
「他の奴が聞いたら怒るかもしれないですけど
バドミントン続ければ入試が免除されるからです」
「は?そんな理由?」
「はい。俺、スゲェ勉強苦手なんです
でも、バドミントンは得意だから
得意な物続けるだけで高校入らせて貰えるならその方がいいな、って」
「特待生で入ってきたら
練習キツくなるとか思わなかった?」
「ニノから出される課題よりキツイ事はないと思ったんで
アイツ、勝つ為なら悪魔になれるんですよ
だから、相葉さんは相当しごかれるでしょうね」
「…別の意味でペア組ませない方が雅紀の為かな…」
心配そうな櫻井さん…
本人は弱さだって言ったけど、やっぱり優しい人なんだよな
「どちらにしても少し様子見ませんか?
ニノが目を付けた相葉さんが
どれだけ強くなるのか見てみたいんで…
それでどうしても駄目ってなった時は、ペア戻しましょ?」
「…うん…わかった…」
不安を残している表情だけど、取り敢えずは了承してくれて良かった
やっぱり、俺はペア交換には応じられないよ…
雅紀も、憧れの選手とペアなんて言われて舞い上がってるけど
少しの間、二宮とペア組ませたら、諦めさせるから」
やっぱり俺たちの為か…
「相葉さんは諦めさせても、ニノの事は諦めさせられないと思いますけど?」
「二宮が?雅紀にはそんな可能性が本当にあるのか?」
櫻井さんが俺を見ながら確認するから
俺も櫻井さんを見て答える
「ニノの見立てなんで俺にはなんとも…
ただ、ど素人だった俺を見出して育ててくれたのはニノです
そういう意味では、実績はありますよね?」
そう答えると、前のふたりに視線を戻した
「そっか…でも、それじゃ大野が…」
呟くように話す櫻井さん
「俺のことは気にしないでください
俺はニノと違って、上を目指してるとかないんで」
「え?そうなのか?
ならなんでこの高校に来たんだ?」
驚きの顔で俺を見る
「他の奴が聞いたら怒るかもしれないですけど
バドミントン続ければ入試が免除されるからです」
「は?そんな理由?」
「はい。俺、スゲェ勉強苦手なんです
でも、バドミントンは得意だから
得意な物続けるだけで高校入らせて貰えるならその方がいいな、って」
「特待生で入ってきたら
練習キツくなるとか思わなかった?」
「ニノから出される課題よりキツイ事はないと思ったんで
アイツ、勝つ為なら悪魔になれるんですよ
だから、相葉さんは相当しごかれるでしょうね」
「…別の意味でペア組ませない方が雅紀の為かな…」
心配そうな櫻井さん…
本人は弱さだって言ったけど、やっぱり優しい人なんだよな
「どちらにしても少し様子見ませんか?
ニノが目を付けた相葉さんが
どれだけ強くなるのか見てみたいんで…
それでどうしても駄目ってなった時は、ペア戻しましょ?」
「…うん…わかった…」
不安を残している表情だけど、取り敢えずは了承してくれて良かった
