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take a breather

第20章 I seek

ローションを纏わせた指を入口に当てがい、ゆっくりと侵入させる

さっき風呂場で挿れたせいか
それともローションのおかげか…
指一本はすんなりと入っていった

松潤に教わった通り
まずはゆっくりと時間を掛けてナカを拡げる

絶対に手を抜くなとニノにキツく注意された

ココをいかに柔らかく出来るかで
受け入れる側の痛みが全く変わるから、と…

受け入れる側は多少なりとも
痛みと苦しみが伴う

それを極力減らして
ふたりで気持ちよくなれれば
最高にしあわせだから…

そうアドバイスしてくれたニノの表情がしあわせそうで
松潤に愛されてんなぁ…って思ったよ

だから俺も負けてらんねぇ

翔くんのこと、誰よりもしあわせにしてやるからな

指の数を増やしていっても
翔くんに苦痛の表情は浮かばない

「ふっ…あっ…」

それどころか、甘い吐息を漏らしながら
体を弓形に反らす

普段、絶対見ることのない翔くんの姿

すげぇ色っぽい…

オトコの感じてる姿に興奮するなんて思ってもみなかった

相手が翔くんだから、なのかな…

とにかく、今、俺のモノは翔くんの色気に反応して
完全に勃ち上がっている

翔くんがピクンと体を跳ねさせる度に
翔くんのナカに早く入りたいと
俺のモノもピクンと跳ねる

「さ、としくん…もぅ…挿、れて…いいよ…」

「でも、もうちょっと…
初めてなんだから、念には念を…」

「ううん…もう、大丈夫…
早く、挿れて?」

翔くんって、ホント俺の扱い方知ってるよな…

そんな風に微笑んでお願いされたら
俺がダメって言えないのわかってる

「わかった…でも、絶対無理はするなよ?
痛かったら痛いって言っていいんだからな?」

「うん…ありがとね、智くん…」

お礼を言うのは俺の方だよ
俺に気を遣ってくれたんだろ?

男同士だもんな…
こんな状態の俺のモノ見たら、そろそろ限界なのわかるよな

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