テキストサイズ

take a breather

第20章 I seek

翔くんと手を繋いだまま、ベッドの縁にふたりで並んで座った

「翔くん…」

名前を呼ぶと『ん?』とこちらを向いてニコっと笑う

俺の好きな表情…

ギュッと強く抱きしめ
そのまま翔くんをベッドに横たえる

翔くんの顔の横に両手をつき
翔くんを真上から見下ろした

「俺も…気持ちよくして貰っていいの?」

「ん…智くんにも気持ちよくなって貰いたい」

少し恥ずかしそうに微笑む翔くん

真っ直ぐに俺を見つめ返す瞳が潤んでて
やけに色っぽい…

翔くんに近付いて行くと
その瞳がゆっくりと閉じられていく

翔くんのぽてったした下唇を
啄ばむようにキスをする

柔らかくて気持ちイイ…

翔くんの体に手を這わせる

「んっ…」

それだけで、背中を反らせ甘い声を漏らす

体を起こし、ナイトテーブルに置いておいた紙袋を手に取った

「智くん?それDVD…」

不思議そうに俺の行動を見ている翔くん

「違うよ、これは…」

袋の中からローションを取り出した

「え⁈なんで?それ、松潤から借りたんじゃ」

「これは松潤とニノから貰った」

「なんであのふたりから?」

「必要だろうからって」

ローションを手のひらに出しながら、ニコっと笑った

「あいつら…」

顔を真っ赤に染める翔くん

「ふたりには感謝だな」

「そうだけど…ちょっと恥ずかしいよ」

「翔くん、意外と乙女だね?可愛い」

翔くんにチュッとキスをした

「乙女じゃねぇし…」

急に男っぽく振る舞おうとする所も可愛い

「ほらいいから、脚開いて?」

そう言うと、恥ずかしそうに脚を開く
十分乙女だ…

言ったら否定しそうだからやめとこ
乙女な方が唆られる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ