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「翔くん、もうちょっと分かりやすく話してくれる？
相葉ちゃんの事も好きなの？」

「ん〜？
相葉くんはぁ、人を笑わせる天才でしょぉ？
俺が仕事で煮詰まってる時とかぁ、追い込まれてる時に
いつも笑わせて、和ませて、元気をくれるのぉ…
だから、すきぃ…」

やっぱり好きなんだ

「じゃあ、俺は？俺のことも好きなんでしょ？」

「さとしくんはぁ…
俺の心の浄化装置だからぁ…
だいすきぃ…」

翔くんが俺の胸に顔を押し付けてグリグリする

んー、可愛いんだけど
言ってる意味がさっぱりわからん…

理解出来ない俺が悪いのか？
でも俺『浄化装置』じゃねぇし…

「ごめん、よくわかんない」

「なんでわかんないのぉ？
だからぁ…相葉くんは一瞬、元気にしてくれるんだけど
すぐにまた煮詰まっちゃうの…
でもねぇ…さとしくんは俺の心に溜まったモヤモヤを綺麗にしてくれるからぁ
気持ちがリセットされて、その後も元気でいられるのぉ」

なんとなく言いたい事はわかった…
わかったけど…

「俺、翔くんに何もしてあげてないよ？」

「してくれなくていい
智くんは同じ空間に存在しているだけで浄化してくれるから…」

翔くんは俺から離れると
潤んだ瞳で俺を真正面から見つめた

「多くの人から愛されているあなたが
俺のモノになってくれたんだから
それだけで十分、なんだよ…」

そう言って微笑んだ翔くんは
凄く綺麗で
そして、とてもしあわせそうだ