
take a breather
第3章 このままもっと
「はぁ~、やっと落ち着いてメシが食える」
潤はビールをゴクゴクと飲み、ジョッキをテーブルに置いた。
「話が終わるまで落ちつかねぇったらありゃしない」
「話し?」
智くんに抱かれたまま潤を見る。
「そ、智に連絡してあっただろ?話したいことがあるって。
カズと付き合い始めた報告もそうだけど、お前らふたりもなんとかしたいと思ってな」
「えっ⁉そうだったのか?お前そんなこと一言も言ってなかったじゃん」
「先に言ったら余計なことするなって言うだろ?」
「ん…まぁ、言うけど…」
「カズからの課題こなしてる時さ、半端なくキツかったんだよ。
でも、智は翔の為にずっとこの状況に耐えてるんだよな、って思ったらさ、負けられねぇと思った。
んで、達成してカズをモノにしたときこれまた半端なく幸せだったんだよ。
だからさ、智にもこの幸せ感じて欲しいなって思ってな」
「俺も潤くんも大野さんが翔ちゃんのこと好きなのは高校の時から知ってたし、応援してたからね」
「高校のとき?そんな前から智くんは俺のこと…」
なのに俺ときたら…何も知らずに甘え続けて、同居まで持ち掛けて。
智くんに地獄を与えていたのは俺なのに、それでも智くんは俺の傍にいてくれた。
それだけでも十分申し訳ない気持ちでいたのに
次に言われた一言で俺は更に落ち込むことになる。
「翔…俺たちが知ったのは高校からだけど、智がお前のこと好きになったのはもっと前だよ」
「もっと前?いつから?」
「……幼稚園」
智くんが、苦笑いしてボソッと呟いた。
「ごめ"ん"ねぇ~、ざどじぐぅん"っ!」
泣きながら智くんに抱きついた。
出逢った時から好きでいてくれたなんて…
超鈍感で本っ当にごめん‼
潤はビールをゴクゴクと飲み、ジョッキをテーブルに置いた。
「話が終わるまで落ちつかねぇったらありゃしない」
「話し?」
智くんに抱かれたまま潤を見る。
「そ、智に連絡してあっただろ?話したいことがあるって。
カズと付き合い始めた報告もそうだけど、お前らふたりもなんとかしたいと思ってな」
「えっ⁉そうだったのか?お前そんなこと一言も言ってなかったじゃん」
「先に言ったら余計なことするなって言うだろ?」
「ん…まぁ、言うけど…」
「カズからの課題こなしてる時さ、半端なくキツかったんだよ。
でも、智は翔の為にずっとこの状況に耐えてるんだよな、って思ったらさ、負けられねぇと思った。
んで、達成してカズをモノにしたときこれまた半端なく幸せだったんだよ。
だからさ、智にもこの幸せ感じて欲しいなって思ってな」
「俺も潤くんも大野さんが翔ちゃんのこと好きなのは高校の時から知ってたし、応援してたからね」
「高校のとき?そんな前から智くんは俺のこと…」
なのに俺ときたら…何も知らずに甘え続けて、同居まで持ち掛けて。
智くんに地獄を与えていたのは俺なのに、それでも智くんは俺の傍にいてくれた。
それだけでも十分申し訳ない気持ちでいたのに
次に言われた一言で俺は更に落ち込むことになる。
「翔…俺たちが知ったのは高校からだけど、智がお前のこと好きになったのはもっと前だよ」
「もっと前?いつから?」
「……幼稚園」
智くんが、苦笑いしてボソッと呟いた。
「ごめ"ん"ねぇ~、ざどじぐぅん"っ!」
泣きながら智くんに抱きついた。
出逢った時から好きでいてくれたなんて…
超鈍感で本っ当にごめん‼
