無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

今日は直接家に帰るからマネージャーに送ってもらった

「昨夜も櫻井さんと一緒だったんですよね？」

「そうだけど」

「急にどうしたんですか？連日で飲むなんて
あまりおふたりが一緒に出掛けた話とか聞いたこと無いですけど」

「昨日、大野さんの家に忘れ物したから
そのついでに今日も飲もうか、ってなったんだよ」

「なるほど…あまり飲み過ぎないでくださいよ
いくら明日が休みだからって、飲み過ぎは体に良く無いですからね？」

「わかってるって
俺たちも、もう若く無いんだから
飲もうと思ってもそんなに飲めないよ」

マネージャーたちは俺たちの関係に気付いてなさそうだ

やっぱり知られない方がいいのかな
事務所的にはアウトだろうし…

そう考えると
ニノと松潤は3年間も誰にもバレずに上手くやってるよなぁ…

俺たちも気を付けなくちゃ
どうしてるのか、あのふたりにコツでも聞くか

マンションに着いて車を降りた

「それじゃあ、お疲れ様でした」

窓を開けてマネージャーが挨拶をする

「お疲れさん」

「お疲れ、気を付けて帰ってね」
　
マネージャーが中でお辞儀をすると車は走り出した

「行こっか」

「うんっ」

昨日は酔ってる翔くんの腕を掴んで歩いたけど
今日はそうはいかないか…

それでも、並んで歩くふたりの距離が
今までよりも少し近いのは、許される範囲だろう