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take a breather

第20章 I seek

「俺とニノの見立てでは
翔くんの方が受ける側なのかな?ってな?」

「そうそう。あの人、仕事ではリーダーシップ取れるけど
プライベートでは、受け身だからね
さっきも大野さんの事、一度諦めたとか言ってたし
パッと見、引っ張っていくタイプっぽいけど
あれは完全に受け身だな、って」

この先、勿論そういう関係になりたい

昨夜はお互いのモノを扱き合っただけだったからなぁ…

出来れば翔くんのことを抱きたい
ってか、翔くんに抱かれる俺が想像出来ない

でも、もしかしたら翔くんもそう考えているかもしれないし?

「なぁ…こういうのって、ふたりで話し合うべきなのか?」

「どうだろ…翔くんの場合、元々リーダーに完全服従だしな」

「なんとなくの流れで決まる気もするけど
お互い挿れられるのが嫌なら話合った方がいいかもね」

「俺たちは話し合いなかったよな?」

「うん」

松潤がニノを見て確認するとニノもそれに答える

『なかったよな』『うん』って…

「え"?…えぇーっ‼︎マジか!お前ら!」

「大野さん、相葉さんじゃないんだからさ
少しボリューム下げてよ」

「驚き過ぎてボリュームの調整なんか出来るかっ!」

「とりあえず落ち着けって、リーダー」

松潤に苦笑いされ、大きく深呼吸した

「いつからだよ…」

「もう、3年?」

また松潤がニノに確認する

「だね」

「3年…全く気が付かなかった…
翔くんと相葉ちゃんは知ってるのか?」

「いいや、知らないと思う」

「相葉さんの場合、知ってたら騒ぐでしょ」

「だよな。翔くんはリーダー並みに鈍いし
誰にもバレてないと思う、俺たちの事は」

「スゲェな…お前ら…」

「ま、そんなワケだからさ
経験者の俺たちからのプレゼント受け取ってよ」

「お…お、う…さんきゅ…」

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