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take a breather

第20章 I seek

〈O's eyes〉

3人に報告を済ませると
相葉ちゃんからの質問攻めに合った俺と翔くん

それは、スタッフさんが楽屋に呼びに来るまで続いた

スタッフさんの前では話せない内容だと
流石に相葉ちゃんも理解していて
そこでようやく質問の嵐から解放された

「それじゃ行こうか、相葉くん」

メイクに向かう翔くんと相葉ちゃん

「おおちゃんじゃなくて、ごめんね?くふっ」

「べ、別に…そんなこと思ってねぇし」

暫くは相葉ちゃんのおもちゃにされそうだな…

まぁ、仕方ないか…

相葉ちゃんも喜んでくれてる証拠だろうし

「可哀想に翔ちゃん…」

ニノがふたりが出て行ったドアを見つめる

その横で松潤がテーブルの上に紙袋を置いた

「これ、俺とニノからのお祝い」

「お祝い?俺に?」

「リーダーに渡した方がいいのかなぁ、ってな?」

松潤がニノを見る

「うん。今日のふたりの様子を見てると翔ちゃんがソッチなのかな?ってね?」

なんなんだ?ふたりがくれたモノって…

紙袋を開くと中には…

「えっ!なにコレッ⁉︎」

「それくらい知ってんだろ」

「いや、知ってるけどさ…」

袋の中身は所謂ローションとゴム…

「ふたりとも普通にしてるから
昨夜はシテないんだろ?
シテたら痛みとかダルさとか残るもんな」

「痛み?」

「そうだよ?男同士、しかも初めてともなれば、体には相当な負担が掛かる…
で、それを軽減させる為にローションが必需品なワケ」

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