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take a breather

第20章 I seek

ふたり付き合うことを、メンバーにちゃんと報告することにした

3人が応援してくれてた事を翔くんに話すと、翔くんは落ち込みつつも喜んでいた

『みんな智くんの気持ちに気付いてたのに
俺だけ気付けなかったんだ…
でも、応援してくれてたなんて嬉しい』

翌日、ちょうど5人での雑誌取材があるから
その時、直接3人に話そうと決めた

まだ3人が来る前の控え室…

「どんな反応するかな?」

ソファーに並んで座り、みんなが来るのを待つ

「喜んではくれんだろ?」

「だよね…
でも、ちょっと照れるよね?
メンバーの前で交際の報告をする日が来るなんて思ってもみなかったよ」

「まぁ、他の人ならしないけど
相手が翔くんだからな
3人とも気に掛けてくれてたから
3人同時に報告したい」

「うん、だね」

微笑む翔くんが可愛くて、チュッと唇にキスをした

「智くんっ…ここ控え室!誰か来たらどうするの」

「まだ誰も来ないよ
こんな早く来るの翔くんぐらいだって…
スタッフさんならノックするし」

「そうだけど…」

「大丈夫…」

翔くんの目を見つめながら、もう一度近付いていくと
翔くんはそっと目を閉じた

すぐに舌で唇をこじ開け侵入する

「ん…」

翔くんの甘い声が耳を擽る

バンッ!

「おっはよー!って、あれ?お邪魔だった?」

「何やってんだよ
こっちは心配して、失恋パーティーの準備までしてたってのに」

「だから言ったでしょ?
連絡がないのは上手くいった証拠だって」

勢いよく入って来た相葉ちゃんに続き
松潤、ニノが同時に控え室に現れた

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