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サムライダー

第2章 ミオside

よく考えたらいつもはメイドたちの作ってくれてる夕食すませてるはずがゴタゴタでそれすらもとってない。自販機を見つけてもおサイフもないからのどの乾きを癒せない…。



トボトボとみじめな気持ちでどっかにひと休みできそうな場所ないかと思ってもなかなかないや…。



それからさらに15分ぐらいかしら、公園を見つけた。子ども向けの小高い山の形状のコンクリみたいな材質でトンネル遊具をよく見かけるでしょ、その穴の中に少し身をかがめてもぐり込んで背中を丸めた。


さすがに足の裏は乾いた土で真っ黒けだ、でもなんとか落ちつけそう…。さんざん移動したせいか体のあちこちだるいし、脱力感からかまぶたが重たい。



なんだかうとうとしちゃいそうだなあ…。そんなことを思いながらうつらうつらしてた。



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