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サムライダー

第2章 ミオside

さて、お巡りやカレカノたちが現場から去っていくとわたしだけがポツンと取り残された。



…なに…?お巡りに保護してもらえばよかったろって……?



ぜえったいイ・ヤ!!!



サムライが女性をなだめてたセリフに大ウケしそうになったけどヘルメットどもやお巡りに見つかりたくなかったし…。


なのでいつまでも寂しくてこんなブキミな林道なんかにもいられないしで、とりあえずはこの場を移動することにした。



なんとか動けるうちにどこかにたどりつかないと。でも行くところなんか思いつかない。



それでも気力をふりしぼってしばらく行くとどこかの市内だか町内だかのはずれ道なのかもしれない、信号が見えてきた。



わたしはその明かりを頼りにまた歩いていった。だいぶくたびれて腰が痛くてふくらはぎがむくむけど。


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