
『untitled』
第7章 青春18きっぷ - story Ⅱ-
【二宮side】
櫻井先輩の眼鏡の奥の瞳はちっとも笑ってない。
やれば、いいんでしょ、やれば。
チラリと横を伺うと相葉くんは真っ黒な
パソコンの画面をただジッーと見つめてる。
パチっと、目があったら100点満点の笑顔を
俺に向けている。
まぁ、もういいや。
どうにでもなれ。
「なぁ、いつまでそうしてんの?電源入れてよ」
「で、でんげん?」
「起動させないと始まらないよ」
「きどう…」
「ねぇ、なんでウチに入ったの?お前なら明らかに運動部じゃないの?」
「それは…」
ガラガラとまたドアが開いた。
「相葉ちゃん!なんで?ウチに入ってくれないの?」
相葉くんに向かって一直線に部室に入ってきた。
って、風間じゃん。
「ニノ!お前からも言ってやってよ!相葉ちゃん、パソコンなんて出来ないんだからこんな部入ったってしょうがないんだよ。陸上部、入ってくれる約束したよね?」
「風間ぽん!久しぶり~!また、背縮んだ?」
何やら、この二人はとっても仲良しみたいだ。
風間は俺と同じクラスで陸上部のマネージャーをしてる。
そう言えば、今年は即戦力になるのが入ってくる、
なんて言ってたよな。
それが、相葉くんってこと?
「ねぇ、考え直して?俺、みんなに即戦力が入るって言っちゃったんだよ」
「でも、もう入部届け出しちゃったし…」
「こんなの、気の迷いでしょ?なんとかする!
だから!お願っ…」
「うちの部員に何のようだ?」
櫻井先輩の耳に入ってしまった、風間の言葉。
「ニノちゃん先輩、風間ぽんと仲良しなんだ。俺たち幼なじみみたいな感じなんだよ。これからは三人で遊んだりしようね?」
なんで、部活の先輩と後輩なのに遊んだりする必要があるんだよ。
でも、“幼なじみ”なんだ。
風間は櫻井先輩からネチネチと絞られている。
「あ~ぁ、風間ぽん、相当怒られてる」
「お前、いいの?」
「ん?」
「陸上部じゃなくて…」
「俺がニノちゃん先輩と部活やりたいって思ったから」
「…へぇー」
「でんげん?だっけ?どこ?」
俺にも変なスイッチがあるのか…
相葉くんを見ると…なんか…
「ここだよ、ここ。覚えろよ」
パソコンをたちあげてやった。
櫻井先輩の眼鏡の奥の瞳はちっとも笑ってない。
やれば、いいんでしょ、やれば。
チラリと横を伺うと相葉くんは真っ黒な
パソコンの画面をただジッーと見つめてる。
パチっと、目があったら100点満点の笑顔を
俺に向けている。
まぁ、もういいや。
どうにでもなれ。
「なぁ、いつまでそうしてんの?電源入れてよ」
「で、でんげん?」
「起動させないと始まらないよ」
「きどう…」
「ねぇ、なんでウチに入ったの?お前なら明らかに運動部じゃないの?」
「それは…」
ガラガラとまたドアが開いた。
「相葉ちゃん!なんで?ウチに入ってくれないの?」
相葉くんに向かって一直線に部室に入ってきた。
って、風間じゃん。
「ニノ!お前からも言ってやってよ!相葉ちゃん、パソコンなんて出来ないんだからこんな部入ったってしょうがないんだよ。陸上部、入ってくれる約束したよね?」
「風間ぽん!久しぶり~!また、背縮んだ?」
何やら、この二人はとっても仲良しみたいだ。
風間は俺と同じクラスで陸上部のマネージャーをしてる。
そう言えば、今年は即戦力になるのが入ってくる、
なんて言ってたよな。
それが、相葉くんってこと?
「ねぇ、考え直して?俺、みんなに即戦力が入るって言っちゃったんだよ」
「でも、もう入部届け出しちゃったし…」
「こんなの、気の迷いでしょ?なんとかする!
だから!お願っ…」
「うちの部員に何のようだ?」
櫻井先輩の耳に入ってしまった、風間の言葉。
「ニノちゃん先輩、風間ぽんと仲良しなんだ。俺たち幼なじみみたいな感じなんだよ。これからは三人で遊んだりしようね?」
なんで、部活の先輩と後輩なのに遊んだりする必要があるんだよ。
でも、“幼なじみ”なんだ。
風間は櫻井先輩からネチネチと絞られている。
「あ~ぁ、風間ぽん、相当怒られてる」
「お前、いいの?」
「ん?」
「陸上部じゃなくて…」
「俺がニノちゃん先輩と部活やりたいって思ったから」
「…へぇー」
「でんげん?だっけ?どこ?」
俺にも変なスイッチがあるのか…
相葉くんを見ると…なんか…
「ここだよ、ここ。覚えろよ」
パソコンをたちあげてやった。
