
『untitled』
第2章 青春18きっぷ
〈相葉side〉
「おっはよー!」
窓側の一番前が俺の席。
腰かけたら後ろの松潤が俺の髪を触ってきた。
「相葉くん、髪型すごいよ‼」
「え?嘘?」
窓ガラスに顔を写したら…
「えー?!なんで?朝、頑張ったのに…出会いが…」
「なに?出会い?」
後ろの席の松潤は男の俺が言うのもなんだけど、
カッコいい。
他校の女子が松潤を待ち伏せて校門で足止めを食らってるのを何度も見かけた。
その度にきちんと、丁寧に断っている。
俺だったら…一人くらいね…
「部活どうするの?」
「俺は…なんか、運動部だよね…」
小、中とバスケットをやっていたんだけど、ここにはバスケ部はないから他の部活を探さないといけない。
「松潤は?」
「どうしようかな。部活紹介聞いてみて…あ!知ってる?なんか、可愛い先輩が部活紹介するらしいよ?」
「可愛いって…男でしょ?」
男子ばかりだからなのか、男子に向かって、
“可愛い”という言葉をよく耳にする。
そのうち、俺も男子に向かって、可愛いなんて言う日がくるのだろうか…
って、まだ、女子にも言ったことないけどね。
「可愛い女の子見た~い!!!」
「その髪型じゃぁね?」
口では女の子と付き合いたい!とか言ってるけど、
今は今で、すっごく、楽しい。
部活を決めたらもっと、ずっと、楽しくなるはず!
「おっはよー!」
窓側の一番前が俺の席。
腰かけたら後ろの松潤が俺の髪を触ってきた。
「相葉くん、髪型すごいよ‼」
「え?嘘?」
窓ガラスに顔を写したら…
「えー?!なんで?朝、頑張ったのに…出会いが…」
「なに?出会い?」
後ろの席の松潤は男の俺が言うのもなんだけど、
カッコいい。
他校の女子が松潤を待ち伏せて校門で足止めを食らってるのを何度も見かけた。
その度にきちんと、丁寧に断っている。
俺だったら…一人くらいね…
「部活どうするの?」
「俺は…なんか、運動部だよね…」
小、中とバスケットをやっていたんだけど、ここにはバスケ部はないから他の部活を探さないといけない。
「松潤は?」
「どうしようかな。部活紹介聞いてみて…あ!知ってる?なんか、可愛い先輩が部活紹介するらしいよ?」
「可愛いって…男でしょ?」
男子ばかりだからなのか、男子に向かって、
“可愛い”という言葉をよく耳にする。
そのうち、俺も男子に向かって、可愛いなんて言う日がくるのだろうか…
って、まだ、女子にも言ったことないけどね。
「可愛い女の子見た~い!!!」
「その髪型じゃぁね?」
口では女の子と付き合いたい!とか言ってるけど、
今は今で、すっごく、楽しい。
部活を決めたらもっと、ずっと、楽しくなるはず!
