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『untitled』

第3章 一線を、越える

録られてる。

画面越しに俺を見てる。

カメラの無機質なレンズが俺を録ってる。

「あ、あん、やっ…やだ…」

みんな、怒ってる。

なんで怒ってるの?

わかんないよ…

でも、録られてる、というこの事実が…

「あぁ、そん、な、絞めんなって…」

「ニノのもまた、硬くなってきたよ…」

俺のソレを扱く潤くんがスマホを近づける。

「あ、やだぁ…も、また、でちゃ…」

「そんな泣いて…明日の撮影どうするの?」

翔ちゃんが俺の顔を録る。

「翔ちゃ、ん…」

俺は翔ちゃんを見つめる。

みんなが俺を録ってる。

「大野さんっ、きもちっいよぉ…」

「潤くん、もっとグチュグチュしてぇ…」

「相葉くん…おっぱい触ってぇ…」

「翔ちゃん…キスして?」

みんながそのつもりなら、俺だって。

みんなが好きな俺、見せちゃうよ?

「あ、あん、もっと奥、突いてぇ」

「あぁ、もぉ、ニノっ」

大野さんの腰を打ちつけるスピードが早くなる。

「もぉ、イっていい?ね?潤くん?いい?」

「しっかり、録ってるから、イケっ!」

潤くんが俺の尖端を引っ掻いた。

「あぁぁっっ…」

ビュクリ、ビュクリと先っぽが動いてる。

それを潤くんが録ってる。

「翔ちゃぁん…気持ちぃよ…」

「ニノ、めっちゃ、可愛い…」

みんなの荒い息づかいが聞こえる。

空調が効いてるはずなのに俺と大野さんはかなり汗をかいてる。

「リーダー、まだ、イッテないよね?」

相葉さんの声がする。

そうなんだ。

俺が白濁を溢れさせた時、大野さんのギュウと絞めつけた。

でも、大野さんはイかなかった。

「ヤバかったぁ~」

と、大野さんは眉毛を下げてる。

でも、俺のなかの大野さんはまだ熱を持ったまま。

「さぁ、ラストスパートだよ、ニノ」 

俺はその言葉にお尻がキュウっとなった。

「俺でイって…俺の中でイって…」

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