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あたしはしばらく声も出なくて…
するとハッと我に帰った先生が体を離す。
もちろん腰に手は回されたままだけど…。
早く水に慣れないと、ずっとこのままじゃあたしの心臓もたないよ…。
「ごめん。大丈夫か？」
「…え？あ、はい…」
「どう？水、慣れた？」
先生は何事もなかったかのように話し出す。
「…ちょっと…慣れたかな？」
「んじゃ１回手離すよ？無理だったら掴まって。俺ここにいるから。」
ダメだ…。ひとつひとつの言葉にドキドキしちゃう。