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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

「……っ!」
先生の顔は見えないけど、きっとものすごく驚いてる。
「……ほんとにむりだよ…」
「…心っ、」
…え?
すると先生の腕が背中に回されて、水の中だけど強く抱きしめられた。
え?…これ……なに…?
抱きしめられてるの…?
しかも心って、名前で…。
あたしの心臓はありえない早さで暴れ出して、あたしは声も出ない。

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