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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

ふわっと体が宙に浮いたかと思うと、全身に圧力を感じる。
突然すぎて頭がついていかない。
「…………………?!」
「深呼吸して?大丈夫だから。ゆっくり深呼吸」
それより…!
先生がっ!先生が!
早瀬先生があたしを腰から抱き抱えるようにしてプールに入っている状態。
大嫌いな水に、プラスこの状況となると、あたしはもう大パニック。
「…ちょっ!せんせっ…、ダメだって…!」
「じゃあ離してもいい?」
すると先生の腕がゆるんで、あたしは沈みそうになる。
「…やだっ!」
あたしはとっさに先生に抱きついてしまった。

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