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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

「…お前なぁ!」
それからあたし達はしばらく水のかけ合いをして…
飽きてきたところで先生が言った。
「野崎、入ってみるか」
「……………………」
「…大丈夫。絶対大丈夫。俺が保証する。」
先生の言葉で少しずつ体の緊張がほぐれていく。
「…大丈夫かな……」
「俺が信じられない?」
「…ううんっ、ただ…やっぱり怖い…」
すると先生はプールの端にある段差に上がって、あたしの前に立った。
「…え、先生?」
それからは一瞬の出来事だった。

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