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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

「ちょっと!ひどいですっ!」
あたしは半泣きになった。
先生はそんなあたしに気がついたのか、慌て始めた。
「悪いっ、ごめんな…。大丈夫か?」
先生があたふたして必死に謝る姿を見ると、だんだんおかしくなってきて
「…ふふっ」
思わず笑ってしまった。
「なんだ?」
「…なんか先生、可愛いね」
これは間違いなくあたしの本心。
すると先生はまたあたしに水をかけてきた。
「…うわっ!先生っ!」
でもあたしはもう怖くない。
負けじと水をかけかえした。

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