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先生の秘密

第5章 ◎三角関係

「んー?」
あれ…あたし寝ちゃってた?
ふと横を見ると、床に座ってベッドに肘をついてこちらを見ている和樹。
「わっ…」
「はよ」
「おは、おはよう…っ」
寝顔、見られてた?
最悪…。
「ここ…。ごめんな。俺、お前が暴力とか大嫌いなの知ってるのに。お前の前であんなことしてごめん」
和樹は心底申し訳なさそうに謝ってきた。
元はといえば、あたしのせい…。
「…ううん。あれは、あたしのせいだし…しょうがないよ」
「なぁ…早瀬に何かされたのか?前から思ってたけど、早瀬ってお前に気があるの?」
1番、答えづらい質問。
「……好意は…もってもらってると思う…」
あたしは正直に答えた。

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