
先生の秘密
第5章 ◎三角関係
家に帰ると、あたしはすぐにシャワーを浴びる。
出てからさっきのタオル、制服を洗濯機にかける。
「心~?帰ってたの?」
「…あ、うんっ!」
あたしはなるべく元気がない姿をママに見せないよう、明るく振る舞った。
「和樹くん、部屋に上がってもらってるよ」
ドキン…
玄関に入ってすぐお風呂場まで走ったから、気づかなかった。
あたしはパジャマに着替えて、ドキドキしながら階段を上がる。
部屋の前で1つ深呼吸をしてから、ドアを開ける。
なるべく、普通に。明るく。
─カチャッ
「…ただいまー?」
あたしは拍子抜けした。
和樹は床であぐらをかいて、そこに肘をたてて寝ていたから。
あたしは少しホッとした。
起こさないように、静かに化粧水をつけたり、髪をとかしたりする。
結構、眠ってるなぁ。
あたしはクローゼットからタオルケットを出して、和樹の肩にそっとかける。
それからあたしもベッドにゴロン、と横になった。
出てからさっきのタオル、制服を洗濯機にかける。
「心~?帰ってたの?」
「…あ、うんっ!」
あたしはなるべく元気がない姿をママに見せないよう、明るく振る舞った。
「和樹くん、部屋に上がってもらってるよ」
ドキン…
玄関に入ってすぐお風呂場まで走ったから、気づかなかった。
あたしはパジャマに着替えて、ドキドキしながら階段を上がる。
部屋の前で1つ深呼吸をしてから、ドアを開ける。
なるべく、普通に。明るく。
─カチャッ
「…ただいまー?」
あたしは拍子抜けした。
和樹は床であぐらをかいて、そこに肘をたてて寝ていたから。
あたしは少しホッとした。
起こさないように、静かに化粧水をつけたり、髪をとかしたりする。
結構、眠ってるなぁ。
あたしはクローゼットからタオルケットを出して、和樹の肩にそっとかける。
それからあたしもベッドにゴロン、と横になった。
