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林檎の香りがするお店

第2章 ほのかに香る貴方の話

まだ胸は高鳴ったままで玄関まで辿りついた。

手に握りしめた携帯には、彼の連絡先が表示されている。


お風呂に入っていても、テレビを見ても、毛布にくるまる瞬間さえ頭に浮かんできて離れない。


これが恋なんだと実感して恥ずかしくなった。

色んなことを想像して、胸を躍らせていれば自然と瞼は落ちてきて。

ゆっくりと眠りについた。

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