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Our Destination

第12章 君のすべてに、触れたくて

「えっ…?玲佳…?飲んだの…?」
「うん…。悠輔のものだもん…。ダメだった…?」
玲佳は不安げな顔で俺を見つめてる
「ダメじゃないけど…、いいの…?」
「いいに決まってるじゃん!大好きな人の、私の大切な彼氏のものなんだよ?」
「ありがと…」
チュッ…チュッ…
玲佳を抱きしめてキスをした

「悠輔…嬉しいよ…。」
「俺もすごく嬉しい…。ここまてしてくれて…」
「えっ…?私そんなにすごいことしたの…?」
「だって、今までここまでされたことないし…」
「元カノさんも…?」
「うん…。飲んでくれたこともないし、そもそも口でイッたこともないかな…」
玲佳は少し意地悪そうな笑みを浮かべた

「そうなんだ…、元カノさんよりもうまかったのかなー?」
「うん…、マジで気持ちよかった…」
「ふーん、うまかったんだ!えへへ!」
玲佳の顔が満面の笑顔に変わる

「玲佳、喜び過ぎじゃない…?」
「だって、私のほうが良かったんでしょ…?」
「そうだよ?」
玲佳が抱きしめたまま耳元で
「遊びまくってた元カノより私のほうがうまいって嬉しいし、悠輔のこと大切に思ってるから、気持ちよくなってほしかったんだもん…」
「玲佳、すごいこと言ってるよ…?」
「あっ、ごめん…。元カノさんの話、出しちゃだめだよね?」
「それはいいんだけど、びっくりしちゃって…」
玲佳が俺を見つめる

「だって、大好きなんだもん…。悠輔の記憶の中からあの人消したいんだもん…。私しか見れなくしたいもん…。」
「じゃあ、アイツのこと気にしなくていい。もう玲佳のことしか考えられなくなってる」
「わかった…。元カノの話はしない…。私だけ見て…?」
「もちろんだよ!」
玲佳は優しく微笑んだ

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