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Deep Night《R18版》

第5章 Dog


ーー翌日約束通り店に行きミヨコを指名して情報を聞き出そうと未だに座る事の出来ないベッドを見下ろしながら男は待った。

「あっ、あっ、イクぅ」

「……はぁ」

気にしないようにはしていたが周囲の声が迷惑なほどうるさく1人で待っているこの時間がどれだけ恥ずかしいことか。

いっそ興奮出来ればまだ楽だっただろう。

仕事とはいえ男である以上は理性を保つのに必死だった。

「あっ、ソコだめっん、アアッ!」

頭を左右に振って煩悩を消し飛ばすとカーテンが開く。

「なにしてるんですか」

ミヨコが笑いながら部屋に入ってくると男は下半身を隠すように背を向けた。

「いや、この臭いに慣れなくてね」

「そうですね」

まだ店員がカーテンの外に居る気配にミヨコも警戒して視線を背後に向ける。

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