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ミヨコはニーナの事を教える代わりに明日も来るよう男に言った。

男にも仕事の都合もあるため迂闊に約束は出来なかった。

それでも飲むしかないと首を縦に振ったのはその選択以外に道は残されてなかった。

約束を取り付ける事でミヨコは男の欲しい情報を差し出す。

「ニーナの専門は生理と別で刑務所でいう懲罰房みたいな感じなの。あたし達は拷問部屋って言ってるけど何時間も鞭打ちされる」

「そんな……」

「どうしてニーナがあんなバカな子になったかは知りたい？」

「え？」

「だったら明日も来て」

「……。」

「そしたら気になってるニーナのこと教えてあげる」

「分かった。ただ一つ、教えて。にーなは元気にしてる？」

「……生きてるよ」

最初とは打って変わって強かなミヨコはそろそろ時間だと頃合いをみてカーテンを開ける。