
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
S「……どうしたいって、うーん」
腕組みしてる翔を真っ直ぐこちら側から見るオレに
あいつは。
S「和は?オレがこんな話してキモいとかない
の?」
N「……キモい?」
思ってるよ?
潤の側にいて、潤に触れるお前がね?
S「大丈夫なの?……その、男ってのに……」
N「あぁ、別に」
……興味がないから。
潤しか。
S「そう……なんだ。あぁ、あぁっ、良かったぁ」
何が良かったなのよ?
翔が目の前で、めちゃくちゃ安心したように
自分の胸に手を当てながら
綺麗な笑顔でオレを見ている。
……。
N「良かったって?」
S「あぁ、なんかつい今言ってしまったけど、
和がどう受け止めたのかなって。男の
オレから、そんな話急にされてさ……?」
N「あぁ……」
S「どうしたいって……オレが言ってもいいの?」
……なんだよ。
そんな急に真剣な顔して。
N「はい?」
S「オレ……もっと、和の事知りたい」
……。
知ってどうすんのよ?
心の声が一瞬。
漏れそうになった。
……あっ演技中だった。
えっと。
じゃあ……
これは?
N「じゃあ、……付き合っちゃいますか?」
クスクスと笑ってみせる。
オレを知りたいって言うお前に。
本当にオレの全部を知ったらさ?
どうすんだろうね?
なんて思いながら……
可愛らしい演技をしてみた。
