
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
S「おちょくってなんかない。……なんて言うか」
だから、何なのよ?
N「なに?」
S「和、彼女いないっつったじゃん?」
N「はっ?」
S「ずっといないって。」
N「……いないけど?」
S「本当にいないの?」
N「……何でそんな事聞いてくんのよ?」
S「ぃや……気になって……」
N「気になるって?」
S「潤の兄弟って分かってる」
N「……」
S「……」
N「だから?」
……こいつ。
マジで何が言いたいのよ?
さっきから。
ちょっと、飯食いながら箸止まってっし、
挙動不審になってるし。
何なの?
N「だから、何が言いたいのよ?」
ちょっとイラつくオレに。
暫しの無言。
S「潤には、内緒にしてくれる?」
はっ?
何を?
N「……うん?」
オレ。
すっかり、演技してるの忘れてるし。
何なのよ?
S「約束してくれる?」
約束……ねぇ
あんたの今から言おうとしてる事次第だな。
N「うん。何?」
S「惹かれちゃうんだ」
……惹かれる。
その意味が、伝わった。
でも、オレに?
何で?
N「惹かれる……って?はっ?オレに?」
S「オレも、分かんないけど……
好きになったかも……?」
冗談。マジかよ……
