
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
N「いただきます」
お弁当の前で、手を合わせて頭を下げて
箸を持つオレを。
何故か目の前にいる、こいつはニコニコ
しながら見てるし……
なんだよ?
S「……やっぱ、双子なんだなって……ハハッ」
N「はい?」
S「潤も、毎回それきちんとして食べるから」
N「……当たり前でしょ?」
S「育ちがいいんだろうなって……見てて
気持ちいい♪」
……そんな事を他人に言われたのは初めてで。
演技中のオレも。
なんて返せばいいか分からなかった。
……あんたこそ、そんな所に目が行くなんて
育ちがいいんじゃねぇの?
普通、スルーだろ?
目の前の翔も、「いただきます」って
ちゃんとしてるし?
……変な奴。
なんか、こいつ。
調子狂うんだよなぁ
モグモグ食べてる途中で。
S「潤、大丈夫かな?」
翔が聞いてきた。
……友達。
ですもんね?
お宅ら。
N「よくあるよ?多分1日寝てたら治りますよ?」
そう言って、チラッと翔を見ると
S「そっか。双子だもんな。よく分かるはず
だね」
って。
まぁね。
生まれる前から一緒にいますから?
なんせ……知らないことはないから……ね?
お互いの身体の事も??
フフッ……
S「……どした?」
N「ん?」
S「笑ってた」
N「オレ?悪い。よく自分の世界にいるから」
S「…………」
N「なに?」
S「……んっ、ぃや。」
N「……なに?」
S「和、不思議な奴だな……って」
N 「……は?」
……不思議な奴って。
どういう意味だよ。
モグモグしながら、お互いに目が合う。
