
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
和 side
N「母さん、潤、頭痛いって」
リビングに一人で降りていったオレに
母さんが「えっ、風邪かしら?」
なんて、特に慌てる様子もなく聞いてくる。
N「オレ、潤のクラスの先生か、友達に伝えとく
とくけど?」
「あら、そう?じゃあ、和お願いね?……潤は
そう言えば、友達出来たのかしら?
あの子学校の話は何にもしないから、本当に
分からなくて……
まぁ、和が一緒だから
大丈夫だって思ってるけどねぇ……」
小学校の時から、潤の様子が突然変わった事を
気にしてる母さんに。
オレは、ニッコリ笑って
N「潤は大丈夫だよ。今仲のいい友達がいる
みたいだよ?その人に伝えるから。」
そう言ったら母さんは、少し安心したように
「……まぁ、あなたがそう言うなら大丈夫ね」
と、納得したように「よろしくね」と、
付け加えた。
オレは、昔から母さん達の前では「いい子」を
演じきっているから。
簡単に信じてくれる母親なんて、チョロいよね?
ンフフッ……
潤は、母さんに電話してもらうからいいって
言ってたけどさ?
同じ学校にオレも行ってんだから、
母さんの手を煩わすより、オレが言いに行けば
それでいいじゃん。
ね?潤。
母さんだって、「助かるわ。ありがとう」って。
オレ、感謝されてるし。
潤。
大人しく休んどけよ?
N「じゃ、行ってきまーす」
オレは、家を一人で出た。
さぁ。
学校着いたら、早速、潤のお友達の所へ
伝言しに行かなきゃね。
