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ただ今嫉妬宮発動中!

第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★



オレは、和が起きた気配を後ろに感じたまま


気付かないふりして、目を閉じていた。


そんなオレに。


N「おーはよぉ」


和が。


ふわりと優しくオレの身体に体重を乗せてきた。


和の軽い重みを感じながら、


和の方は見ないで、「おはよ」と一言だけ


発した。


N「潤?」


J「…………」


N「……起きねーの?」


オレの髪をさらさら指に絡めながら和は


覗きこんできた。


J「オレ……頭痛い、母さんに言っといて……」



N「……休むの?」


J「……うん」


N「大丈夫?」


J「……うん」


髪を撫で続ける和にされるがまま。


N「オレも休もうかな」


J「えっ!?」


N「潤といたい」


J「……………」


N「このまま寝ちゃう?フフッ」


頭痛い……和。


やめてよ。


早く行って?


J「……オレ本当に頭痛いから……」


N「…………分かった」


和があっさりと布団から出て行ったから
内心、ほっとしていたら。



N「お前の教室に伝えに行ってあげるね?」



って和の言葉に反応したオレは。



J「いいよ!母さんに電話してもらうから!」



慌ててそう言った。



……だって。



翔君に会って欲しくなかったから。



和は、勘がいいから。



オレの考えてる事はすぐに分かったみたいだけど。



N「……あっそ」



って。



N「じゃあ、オレ行くね?お大事に。潤」



チュッとキスして部屋から出て行った。

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