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ただ今嫉妬宮発動中!

第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★




家に帰ってから、
リビングでゲームをするオレに。


J「翔君が言ってきたの?」


潤が聞いてきた。


やっぱ、そこ気になってた?


N「そうだけど?なんで?」


J「いや……和が誘ったのかな?って……」


N「はい?オレ?お前、バカなの?
 なんでオレがあんな奴誘うわけ?」


J「……そ、だよね。ゴメン……」


N「ねぇ……潤?」


J「……なに?」


N「部屋、行こっか?」


J「……………………」


N「ねっ?」


首を傾げて上目遣いで潤を見る。


J「……和、オレ……」


N「2階行けよ」


J「……………………」


N「あんなサッカー馬鹿と一緒にいるから
 お前も、おかしくなってんじゃねーの?
 友達は、選べよな」


J「……………………。」




潤が、その綺麗な目でオレを
珍しく睨むように見ていた。



N「なによ?」


J「……翔君は、いい人だよ?」


N「は?なに?」


J「和はさ、知らないだけだよ」


N「……ふぅーん……いつからそんな口
 聞けるようになったのよ?」


下から睨むようにオレも潤を見る。


J「……家には上げないで?」


N「はっ?」


J「……翔君を、此処に呼ばないで」


しっかりとした口調で、ぶつけてくる
潤にオレも苛ついてきた。


N「お前何言ってんの?あいつが先に
 言ってきたのよ?オレは一言も言ってねーし」


J「…………」


N「むしろ、オレが入れたくねぇよ。オレとお前
 の城に……ね?……なんなら此処でいつも
 オレらが何やってるかあいつに教えて……」



J「やめろよ!!」



オレの言葉に被せるように、大声で
遮った潤に


N「はぁ?」


オレも、イラつきが我慢を越えて


N「二階に上がれよ?」


顎で潤に、二階を指した。


無言でオレを睨み付けるように見る潤……



……ほら。



やっぱ、邪魔者が入るとさ。


こんな事もあるんだよね?


この状況にそういう風に自分で納得するオレ。


N「……オレの言う事聞けなくなっちゃた?」


冷たい声で、潤に言って


N「……じゃあオレ死ぬね?」



ってキッチンに向かった。








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