
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
S「マジで?じゃ、潤にも言ってて?
あっ、潤はゲームはしないのか。うーん、
まぁ、いいや。仲良くなったから話も
色々したいし♪じゃあ、またな和!」
網に入ったサッカーボールを、ポンポン
蹴りながら、爽やかな笑顔を振り撒いて
やっと去って行った。
……あー、うるせぇ。
潤、潤ってよ。
気安く、呼び捨てしてんじゃねぇよ。
オレの潤なんだよ!
翔が、消えた瞬間からオレの張り付けていた
笑顔も一瞬で消えた。
そこへ、ちょうどタイミングを図ったかの
ように潤が現れた。
J「和、ゴメン。遅くなって!先生に
捕まっちゃって……」
謝る潤にオレは。
N「潤。今度の休みあいつ家来るってさ♪」
サラッと言ってやった。
J「えっ?……あいつ?」
N「そっ。お前のお友達の翔君だよ?」
ンフフッ
笑いながら、「帰ろ?」ってオレは
潤の顔を見ながらチラッと確認して
先を歩いた。
後ろから、
J 「……ウソだろ」
小さく呟く潤の声が聞こえた。
