
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
S「はい?お前の兄ちゃんの事?うーん……」
えっ!?
翔君、うーんって悩むって何?
ウソでしょ?
S「……うーん……まぁ、気になるっちゃあ、
気になる。」
翔君の言葉に、愕然としたオレは。
凄い顔してたんだろうな……
S「あん?そういう意味じゃねーよ?ハハハッ」
笑ってる翔君に、
J「えっ?何じゃどういう意味??」
オレは、翔君が何を言いたいのか分からなくて
心臓が痛んだ。
S「うーん……なんていうか……」
腕を組ながら翔君は
S「言ってもいいのかなぁ?」
ってオレを気にしてるようで。
J「いいから、言って!何?」
先が聞きたいオレは、翔君に続きを急かした。
S「妙な色気があるっつーか……彼女ずっといない
って言ってた割にはさ、なんかうーん……
やっぱ、分からん。ゴメン!兄弟に変な事
言って!謝る!!」
……ホッ。
翔君のあやふやな答えに。
ホッ?
オレは、和の事がバレてなくてホッとしたのか、
はたまた、翔君が和に関して特別な感情を
持ったとかじゃないのに、ホッとしたのか?
一体、何にホッと安心したのか
分からなかった。
ただ、この時は。
友達に、変な事言われなくて良かったって
思っていただけ。
翔君は何にも知らなくていいんだ。
せっかく、友達になってくれたんだからさ。
