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ただ今嫉妬宮発動中!

第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★




潤 side



S「なぁ、潤の彼女ってどんな子なの?」



翔君が、和と別れた後教室に帰って
席について聞いてきた。


オレの首筋を、また指差して。

ニヤニヤしてる翔君。



……………………。



J「同じ年だ……よ」



それは合ってる。



首筋にこれ付けたのは和だから。



死んでも言えないけど。



翔君にバレるくらいなら死んだほうがましだ。



S 「へぇ……長いの?もう?」



.………………………………。




産まれた時からの付き合いなんて
言えるはずねぇし……

  

J「まぁ、うん。そうだね」



暗い顔して答えたからかな?



S「あんまり、自分の話したくない?ごめんね?」



翔君は、普段騒がしくて元気なキャラな時も
あるけれど。


オレの態度を見てちゃんと聞いてくれる
優しい人。


そういう所は、親しき仲にも礼儀あり。の
姿勢で接してくれて。


安心する。


J「いや……うん、ごめんね?ノリ悪くて」



申し訳なく謝ったら。



S「誰にだって言いたくない話あるよ」



って……


またこっちが気を使わずにいれる
ような、言葉を選んでくれる。


S「和はさ」



!?



突然の和の名前に、思わず


J「えっ?」



と反応するオレ……



S「あの人、本当に綺麗な顔してるね?」



って。


翔君の口から和の意外な、印象が聞けた。



J「あぁ……うん、オレとは似てないでしょ?」



S「なんつーか、男なんだけど肌も超透き通って
 て、華奢だしよ、どっか中性的なんだよなぁ」


遠い目をしてる翔君に。





J「……気になる?」





なんて、自分でもびっくりな質問を
ぶつけていた。


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