テキストサイズ

ただ今嫉妬宮発動中!

第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★





N 「何言ってんの?あんた」



オレは、笑うのも忘れて、気がつけば
真顔で翔を睨み付けていた。




……キモいんだよ。 



 
S「いやいや、そんなマジになんないでよ!!
 だって、お前らふたり本当に可愛いしよ~」



笑ってやがるし……




クソッ……



 
学年トップが聞いて呆れるわ。




そういう方面は、常識知らずの
ただのアホか?




男に可愛いはねぇだろうが。



まして、オレは昨日お前とは
知り合ったばっかなのによ。



イライラする。



得意の演技も、忘れて素になるくらい



こいつには何だか調子を狂わせられる。



 
頭のいい天然野郎なのか?



潤は潤で、オロオロしてるしよ。



一旦。



落ち着け。オレ。






N「……あんた、そっちの人なの?」






もう一度、気を取り直して



ニッコリ笑って演技に入るオレ。



別にあんたの、好みなんか微塵も興味ないけど
一応、聞いとく。


……本当に潤が狙われたら絶ってぇ、やだし。



S「そっちの人ってどっちの人?」



ニヤニヤ笑いながら、イケメンが
スケベ顔になっている。



……だから、キモいんだよ。



しかも、やっぱ、男子校のせいか?

隠そうともしない会話と、その表情に
段々演技するのも疲れてきたオレ。 



N「男がいいのかって事ですよ?」



投げ槍な言い方で、翔を呆れた顔して
見た。



S「さあね?ハハハッ」




……だから。




どっちなのよ?




あー、面倒くせぇ。




顔は良いくせに……




とんだ、癖もんだわ。




こいつのせいで忘れかけてたけどさ。


 
「目的」があるんだった。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ