
ただ今嫉妬宮発動中!
第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★
N「……可愛い?潤が?」
キョトン顔で聞き返すオレに翔は。
S「うん?潤、可愛いよな!!」
って、横の潤に体ごと向けて、その潤の
頬をムニッと両手で摘まみやがった。
ハハハッってふざけてわざとやる翔。
J「ちょっ……翔君、止めてっ」
潤も慌てて、オレをチラチラ気にしながら
翔の両手を避ける動作をしている。
……おい、なんだよ?
今の。
だから、気安く触んな!
オレのもんによぉっ。
……っと、いけね。
演技中。演技中。
イライラを抑えながら、オレは
N 「……本当仲いいね」
笑顔を上っ面に貼り付けたまま
棒読みした。
そんなオレに急に振り返った翔は
S「でもさ、双子だろ?昨日見て思ったけどさ
、お前ら二人似てないよな?」
N「よく言われるよ?二卵性だしね」
サラッと言うと、今度は翔が
オレの顔にズイッと近寄りいきなり
S「でも、オレ彼女にしたいなら、和のほうが
タイプだなっ!潤も可愛いけど、和は誘う
タイプだ!ハハハッ」
……………………………………。
こいつ、何??
なんなのよ!?
いきなりの、予想もしない発言に
呆気にとられるオレ。
演技も、忘れて……口……
パカッて開いてたわ。
今。
潤も、そんなオレを見て。
どうしていいか分からないって顔していた。
