
ただ今嫉妬宮発動中!
第2章 嫉妬宮その2~N×J
一度目をギュッと閉じて、
潤に伝わらないように小さく深呼吸して
オレは呟いた。
N「……穢ねぇな、お前……」
オレの一言で、潤の身体がピクリと揺れた。
N「言っただろ?」
潤は、オレの髪を撫でるのを止めた。
その手で、オレの肩を掴んでふわりと
離した。
そこで、オレと潤はしっかり目が合った。
眉間に皺を寄せる潤。
そんな潤を見てオレは、オレの思うがままに
伝えてやった。
N「お前が誰かにいっちゃったら、オレ死ぬよ?
って……あれ、忘れちゃった?」
小首を横に少しだけ、チョンと倒して
ニッコリと潤の顔を除き込むようにして
言った。
固まったまんまの潤に……
フフフッって笑いながらオレは
ズキズキする頭を庇いながら
潤にそのままチュッと軽く口づけした。
潤の顔色が、変わっていくのを確かめて
オレは、もう一言だけ潤に残した。
N「お前はオレだけのもの……」
「他の誰かにいっちゃったら、そいつ……
殺しちゃうよ?」
ってね。
