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ただ今嫉妬宮発動中!

第2章 嫉妬宮その2~N×J



J「和……」


腕を引っ張って潤をベッドに押し倒した。
目一杯の力を込めて。




N「……何がごめんなのよ?」





潤が下から、オレを見る。



N「何かオレに悪い事したの?」




見下ろすオレは。


潤の濡れた髪が頬に
張り付いているのを、人差し指で
ソッとなぞってあげた。


ビクンと反応する潤。


そのまま、人差し指を首筋から胸の尖りまで
ツーッと滑らせて……


潤のその尖りに辿り着いた時、キュッと
摘まんだ。


J「あぁ……っ、和……止めて……」






……止めて?





N「は?何て言った?」


 
潤が下から両手を突っ張って抵抗していた。


こんな反応は初めてだった。



N「……なんで?オレ、やりたいんだけど」



J「……もう、止めよう……和」



N「は?」



J「オレ達……普通じゃない……」



N「……お前、なんなの?」



潤を睨み付ける。



だけど。



下から潤は真っ直ぐにオレを見ている。



N「……本気で言ってんの?」



恐ろしいくらいの冷たい声で潤に聞くオレに。



J「和の事は大好きだよ……でもこういうのは
 もう止めよ?」



潤の目がその両手が、オレを拒絶している。


あり得ない現実に…… 


頭の奥まで、ガンガンして……


今日会ったあいつの存在が過る。



N「……あいつのせいか?」



潤の両手を振り払って、潤の顎を
グイッと掴んで上を向かせた。



ブンブンと黙ったまま、首を横に振る潤。


顔を真っ赤にさせながら……


震えている潤の唇に強引に自分の唇を
押し付けた。





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