
ただ今嫉妬宮発動中!
第2章 嫉妬宮その2~N×J
J「あっ!?和……起きてた?」
驚いた潤の顔を見て。
それから、このタイミングで
お前、風呂入ってたのかよ……って。
そこにいた潤は、上半身裸のまま。
タオルを肩にかけていた。
そこに、まだ濡れたままの髪の雫が
ポタリポタリと、落ちている。
……ゴクリ
カーテンが閉まってるこの部屋は
少し薄暗くて。
今何時なんだろうか……
下に母親がいる気配はない。
目の前にいる、綺麗な上半身を
晒している潤に……
オレの喉がなった。
N「来いよ」
真っ直ぐに、潤を射ぬくような視線を送る。
潤の目は、怯えるようにオレの
視線から逃げる。
そんな潤の態度に、苛立つ。
動く度に頭痛がする中、オレは
起き上がって潤に手を伸ばした。
